「フランスには『モテそう』という言葉がないんです」フランスの女子大生が戸惑った"日本の当たり前"と「遊ぶのにお金がかかる」日本の衝撃

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読み書きよりも、最初はコミュニケーション重視。オープンでフレンドリーな性格なので、話せるようになったらその言語をどんどん使うスタイルなのだそう。

最初の頃は、日本語しかできない祖父母に、自分が本当に伝えたいことを伝えられないままフランスに帰国していた。

昔は1年に1回しか会えない祖父母に、思いっきり可愛がってもらうのが楽しかった。今はそれにプラスして、「自分が本当に思っていることを伝え、祖父母と会話ができるようになったことが嬉しい」という。

アンナさん
幼い頃から毎夏、アンナさんは弟と2人だけで日本の祖父母や家族に会いに行っていた。子どもたちだけなのは「フランスの学生の長い夏休みと同じ期間まるまる休みが取れないから」なのだそう(筆者撮影)

電車の中で眠る会社員

将来は日本で働きたいと思っていた。しかし今回、日本の夜の電車で会社員が爆睡している姿を見て、「日本で働けるかわからない」と思い始めたそうだ。「その様子があまりにもグッタリしていて、本当に疲れ切った寝方なのです」

これが日本の働き方なのか。みんな働きすぎなのではないかと感じた。フランスでは見ない光景に戸惑い、帰宅ラッシュ時に電車に乗る時は、自分は席に座るのをやめることにした。

一方、日本でいいなと思うのは「道端でタバコを吸っている人がいないこと」だという。

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