「フランスには『モテそう』という言葉がないんです」フランスの女子大生が戸惑った"日本の当たり前"と「遊ぶのにお金がかかる」日本の衝撃

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例えば、カフェに入ってもエスプレッソ・コーヒーが2ユーロ。パリは街自体が美しいので、散歩しているだけで気持ちが良くて楽しい。例えばセーヌ川沿いを歩いたり、川辺に座り込んで何時間もおしゃべりしたり。

セーヌ川で佇む人々
セーヌ川で談笑する人々(筆者撮影)

しかもパリでは26歳以下の若者は多くの美術館が無料なのだ。

その理由は、若い時にはお金がないけれど、若いうちにこそ多くの文化や芸術に触れることが大切だから。パリの美術館は、多くの若者に平等に門戸が開かれている。

だからアンナさんは1日パリで遊んでも、かかるのはコーヒー代の2ユーロ(約360円)だけで、他にはほとんど出費がない。

※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

ルーヴル美術館
パリとイル・ド・フランス地域の多くの美術館は、26歳以下の入場が無料だ。身分証明証や学生証など、公的に年齢を確認できるものを提示する必要がある。写真のルーヴル美術館も対象だ。(筆者撮影)
カフェとパリの街並み
カフェとパリの街並み(筆者撮影)

日本には「カワイイ」と「美味しい」があふれている

ところが日本に行った時はそうもいかない。

友達とカラオケに行くのもお金がかかる。また、今回の日本では『デザインあ展neo』を見に行ったが、展覧会の入場料は2500円だった。学生のアンナさんにとって「日本ではお金を使わないと遊べないことが多い」と感じるそうだ。

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