「フランスには『モテそう』という言葉がないんです」フランスの女子大生が戸惑った"日本の当たり前"と「遊ぶのにお金がかかる」日本の衝撃

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
サン・ラザール駅
パリの郊外へ行く鉄道駅の1つ「サン・ラザール駅」(筆者撮影)

旅に出る前には必ず現地の言葉を勉強する

「いろいろな人と話すのが楽しい」とアンナさん。

旅行でその国に行くときには、語学アプリのDuolingoで勉強してから行く。

今でこそ、アンナさんは日本語検定1級を持つ腕前なので問題ないが、小さい頃はまったく日本語が話せなかった。フランスの自宅でも、両親が日本語で言っていることは分かるが、自分の言葉が出てこない。

一方のフランス語も、学校で使う言葉はわかっても、家でフランス語を使っていないので、自分の気持ちや考えなどはフランス語でも言えなかった。幼い頃は「大事なことがまったく伝えられなくてパニックになることがあった」そうだ。「それが本当に辛かったです」

アンナさんは小学校6年生の時に一大決心をし、毎晩11時まで日本語を勉強。中学生の時にパリのインターナショナルスクールに入学し、日本語を磨いた。問題なく日本語が話せるようになったので、その後、フランスの高校に編入。当時は言語にまつわる苦しい時間が続いたが「日本語を習得したら、語学を学ぶコツがわかった」そうで、今では英語、スペイン語、韓国語を含む5か国語を話せるように。

次ページ日本語を勉強して一番良かったことは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事