「離婚したから飼えない」と飼育放棄も…アパレルやマルシェなどで広がる"保護犬・保護猫譲渡会のカジュアル化"がもたらす"光と陰"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
カジュアル化する譲渡会。よい面と悪い面があるようです(写真:YOSHI/PIXTA)

近年、保護犬・保護猫の譲渡会が、従来の堅苦しいイメージからカジュアルなスタイルへと変化しています。この変化は、保護活動の認知度向上や譲渡数の増加に大きく貢献する一方、新たな課題も生み出しています。

本稿では、譲渡会のカジュアル化によってもたらされた「功績」と、それが引き起こす可能性のある「罪過」について深掘りしていきます。

変わる保護犬・保護猫のイメージ

ここは千葉県にある紳士服店。空きスペースを無償提供して行われる初めての譲渡会。

あいにくの雨ですが、屋内なので天候に左右されることなく保護犬・保護猫と触れ合える機会に、洋服を買いに来た客も足を止めて、保護犬・保護猫を興味深く見ている姿が印象的です。

異業種での譲渡会も、新しい出会いの場として「あり」だと、筆者は感じました。

次ページ新しい譲渡会の形、続々と…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事