ミス立命館"優勝"も芸能界オファーを「全部断った」 "涙が出るほどつらかったレッスン"乗り越え「ミスコンとミスオブミス2冠」に輝いた彼女の半生

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ミスキャンを通して新しい友人ができたことも、松田さんにとっては大きな出来事だった。

「普通、ミスコンの候補者って『バチバチしてる』と思われるかもしれないんですが、私の代は候補者同士の仲が本当に良くて。私のミスオブミスの表彰式にも、全員がわざわざ東京まで応援に来てくれましたし、今でもたまに会ってご飯に行ったりしているんです」

大学時代に新しくサークルや部活に入るチャンスを逃した松田さんにとって、ミスキャンは「生涯の友」ができたきっかけでもあったのだ。

ミスキャンに出たことで広がった可能性

一般的に、「ミスコン出場者」=「アナウンサーや芸能界を目指す人」と思われることは非常に多い。しかし、筆者はミスコンの取材を重ねるにつれて、意外にも「大学生活で何かを成し遂げたい」といった理由でミスコンに出る人が多いことに気付いた。それは今回取材した松田さんも同様であった。

そして、松田さんはその成長の証しとして、ミスコンを通じて得た経験やスキル、初めて知った自分の適性を生かして就活に挑み、損害保険会社から営業職の内定を得た。

「人前で話すのが苦手だった私が第1志望の会社で営業職の内定を獲れたのは、間違いなくミスキャンに出場したおかげです」

なんときれいな結末だろう。1人の人間の成長譚として、これ以上のものがあるだろうか。

しかし、話はここでは終わらなかった。

「……実は、ミスキャンに出たことは、最近まで隠していたんです」

輝かしい経歴であるはずのミスキャン出場を隠していたとは、いったいなぜ‥!?(筆者撮影)
【合わせて読みたい】
後編:
立命館ミスコン&ミスオブミスで2冠に輝くも「誇りに思えず隠していた」 他人の目が気になる"内気なグランプリ"をガラリと変えた『2つの出会い』
ワダハルキ ライター・カメラマン

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わだ・はるき / Haruki Wada

大阪のフリーライター・カメラマン。卓球好きが高じて大阪府立大学在学中に卓球メディア「Rallys」でライター活動をスタート(自身の卓球歴は15年)。現在は卓球以外にも大学ミス・ミスターコンの取材も精力的に行う。

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