パナソニックが仕掛ける「テレビがアプリになる」時代 3チューナー搭載、無線LAN対応でテレビを持たない層と推し活層を狙うmiyotto

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
パナソニック miyotto
パナソニックの新型ネットワークレコーダー「miyotto」UN-ST20A(筆者撮影)
この記事の画像を見る(6枚)

パナソニックが2025年11月下旬、ネットワークレコーダー「miyotto(ミヨット)」UN-ST20Aを発売する。価格は5万5000円前後。月産1000台という控えめな数字だが、この製品にはレコーダー市場が縮小する中でパナソニックが見出した新たな勝ち筋が込められている。

レコーダー市場は前年比90%の768千台(2024年)と縮小が止まらない。配信コンテンツ市場が8割に迫る勢いで拡大する。家庭のテレビ視聴のあり方が、大きく変わりつつある。

そんな中、パナソニックが11月下旬に発売するネットワークレコーダー「miyotto(ミヨット)」UN-ST20Aは、「テレビを持たない層」と「テレビをがっつり観る層」という両極のターゲットを同時に狙う。価格は5万5000円前後、月産1000台という控えめな数字だが、縮小市場で見出した新たな勝ち筋が込められている。

「テレビがアプリになる」とは何か

miyottoを一言で表すと「テレビがアプリになる」製品だ。スマホでNetflixを観るように、テレビ番組もアプリで観る。操作感覚は動画配信サービスとほぼ同じだ。本体をアンテナにつなげば、あとはスマホ、タブレット、PCモニター、プロジェクターなど、あらゆる画面がテレビ受像機になる。テレビの形に縛られない"アプリ型テレビ"という新しい発想だ。

パナソニック miyotto
従来のようにレコーダーと接続せず、スマホやスマートテレビのアプリとしてテレビ番組を視聴する(筆者撮影)
次ページテレビ向けの専用アプリを新規開発
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事