「AIがあれば、人を雇わなくてもいい?」AIによる効率化で給料が減る人、増える人の決定的違い

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営業の場合
AIが知らない、顧客の情報を取るために足を使う
現場での雑談から得られる顧客の本音をキャッチする
顧客との信頼関係構築に時間を投資する
法務の場合
事業部門のことをよく理解し、契約上の妥協点を提案する
ビジネス感覚を持った法的リスクの判断を行う
現場の実情に合わせた実用的なルール作りをする
システムエンジニアの場合
ビジネス目的を理解し、運用保守を考慮した設計をAIに伝える
深い知見にもとづき、AIが書いたコードをレビューする
AIを用いた開発のノウハウを、組織に展開する

要するに、「AIにはできない仕事」をすることです。AIにはできない仕事で価値を生めば、それだけ評価される可能性は高まります。

そのためには、効率化したことをただ喜ぶのではなく、より価値ある仕事ができるように時間投資をすることが必要なのです。

ワークライフバランスと価値向上の両立

もちろん、残業をすればよいというものではありませんし、プライベートの時間を確保するのも重要なことです。

私自身も家事育児は半々で分担していますし、子供の遊びや勉強に付き合う時間を確保しています。

ただ、「価値を高める時間投資をしなければ、給料は下がっていく」というのはAI時代の真実であり、避けては通れません。

まずは価値向上につながらない習慣をやめて、少しずつでも「価値を高める時間投資」をしていくことが、今の時代の生存戦略です。

なんとなくSNSを眺める、意味のないショート動画をダラダラと見る、同じ仕事をただ繰り返す……。こういった時間の使い方は、自身の価値を向上させることにはつながりません。

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