「AIなんか仕事で使えない」という発言が、もはや「私は仕事ができません」と同義語になってしまうたった1つの理由

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実際、私自身も独立してからAIをフル活用しており、記事作成、資料作成、データ分析などにおいて、以前と比べて約3倍の仕事量をこなしています。

では、なぜこれほどまでに「AI活用の成果」に差が生まれるのでしょうか?

「AIは使えない」と言う人の典型的パターン

AIに否定的な人たちの発言を詳しく聞いてみると、いくつかの共通パターンがあります。

パターン1:完璧主義の罠

「一発で完璧な成果物が出てこないから使えない」と判断してしまう人です。人間だって一発で完璧な仕事をする人はいないのに、AIには完璧を求めてしまいます。

パターン2:指示の曖昧さ

「とりあえず資料作って」「いい感じの文章書いて」といった曖昧な指示をして、思った通りの結果が出ないと「AIは使えない」と結論づけてしまいます。

パターン3:レビュー責任の放棄

AIが出した成果物をそのまま使おうとして、品質に問題があると「AIのせい」にしてしまいます。最終的な品質責任は人間にあるという認識が欠けています。

しかし、これらはAIの問題ではありません。使う人の認識とスキルの問題なのです。ここで発想を変えてみましょう。AIを「仕事を依頼する業務委託パートナー」として考えてみるのです。

あなたが外部のパートナーに仕事を依頼する場面を想像してください。

・「完璧なパートナーは存在しない 」

どんなに優秀なパートナーでも、最初から100%意図通りの成果物を出してくることはありません。必ず意図のズレや物足りない部分があります。だからこそ、発注側である私たちがディレクションをするのです。

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