サム・アルトマンが描く「知能コストゼロ」の未来 ソフトバンクとAI事業開発へ
ソフトバンクグループ(SBG)CEOの孫正義氏が発表したAI事業開発の大規模なプロジェクトは、パートナーであるOpenAI CEOのサム・アルトマン氏との対談もあり、大きな注目を集めた。
開発に大きなコストのかかるAIを、国内企業が安心して使えるトップクラスのAIサービスに育てていくためには、最先端の技術と企業の団結が必要という点に関しては、同意できる方も多いのではないだろうか。
言語の細かなニュアンスや事前学習に使うデータなどはもちろんだが、AIサービスを動かすデータセンターや、追加学習、ファインチューニングなど地域性の高い課題は少なくない。
近年のAIブームのトリガーとなったChatGPTを提供するOpenAI・アルトマン氏は、東京大学やOpenAIの開発者イベントにサプライズで登場し、自らの言葉でAIの近未来や直近に起こる可能性、OpenAIの今後について語った。
”事業として”のAIと”人類が前進するため”のAI
アルトマン氏と、同じくOpenAIのCPO、ケビン・ウェイル氏が東京大学の本郷地区キャンパスにあるグローバル教育センターを訪れたのは、SBGとOpenAIの合弁会社「SB OpenAI Japan」が発表された2月3日・朝9時前のこと。このあと10時半ごろには虎ノ門のホテルで開催されていたクローズドの開発者向けイベント「OpenAI Builder Lab」に移動し、そこでも開発者たちと直接、対話を行った。
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