儲かる投資先は?ー。堀江貴文の答え「自己投資こそ最強」に欠かせない大前提とは?《賢く体力を使い、人生にレバレッジをかけよう》

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体力作りに励む男性
何をするにも必要となるのは「体力」です(画像:8x10 / PIXTA)
「仕事もプライベートも、成功は“体力”で決まる」ーー。そう語るのは、実業家・著述家の堀江貴文氏。「体力オバケ」と言われるほど日々、忙しく駆け回る様子を見て、多くの人は「それはホリエモンだからできるんでしょ」と線を引く。しかし堀江氏は体力に不安がある人には、それを補い、賢く戦うための戦略があるという。堀江氏の著書『体力が9割 結局、動いた者が勝つ』より一部を抜粋し、本記事では「なぜ体力がすべてを決めるのか」その理由を読み解く。

 

自己投資のすさまじいポテンシャル

「何の株を買えば儲かりますか?」「次に爆上がりする仮想通貨は何ですかね?」

そんな質問にはうんざりする。未来の値動きを完璧に予測できる人なんていない。

わかりきったことだ。儲かる投資先はどこか? 僕の答えはひとつ。自分だ。自分に投資するのである。それがもっとも大きなリターンが得られる投資先だ。

堀江貴文氏
(写真:徳間書店提供)

僕は自己投資のすさまじいポテンシャルをまさに身をもって体験してきた。

かつて僕はライブドアというIT企業を経営していた。大学時代に立ち上げた小さな会社はITバブルの波に乗り、あれよあれよという間に時価総額が約8000億円もの企業へと成長した。創業者であり大株主であった僕の個人資産は、最盛期には約1000億円近くに達したのである。

では、僕が大学時代に起業した際のその設立資金はいくらだったのか。つまり元手はいくらだったのか。600万円である(当時の僕にそんな持ち合わせはなかったから彼女の父親から借りた)。その600万円が、わずか数年のあいだに1000億円近くに、実に1万6000倍以上に化けたことになる。

ここ最近は「NVIDIA(エヌビディア)株で資産10倍!」とか「仮想通貨で億り人に!」といった景気のいい話をよく聞くようになった。でも僕は「ふーん、それで?」としか思わない。自己投資によるリターンのすさまじさを痛感している僕からすれば、そんな増え方は誤差みたいなものだ。

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