儲かる投資先は?ー。堀江貴文の答え「自己投資こそ最強」に欠かせない大前提とは?《賢く体力を使い、人生にレバレッジをかけよう》

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世界の長者番付を見ても「自己投資こそ最強」という事実がよくわかる。

Teslaのイーロン・マスク、Amazonのジェフ・ベゾス、Meta(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグ……。ランキング上位を占めているのは、みんな「自己投資の化け物」たちである。

オイシイ投資話に乗って一発当てた人たちではない。物理学、ロケット工学、コンピュータサイエンス、マーケティング、それぞれのフィールドで自分を極限まで高め、その力を使って、誰もやらなかった挑戦を仕掛けた。そして世界を変えた。だからこそケタ違いの富と影響力を手にしている。

これはなにもアメリカだけの話じゃない。世界共通である。日本の長者番付常連のユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井正さんや、ソフトバンクの孫正義さんを見ればわかる。彼らもまた、自分自身に徹底的に投資し続けてきた人だ。

知っている人も多いと思うが、僕はライブドア事件によってあらゆるものを失った。資産も、地位も、自由も。友人だと思っていた人も離れていった。

でも、たったひとつ失わなかったものがある。それは自己投資によって自分のなかに積み上げてきた知識や経験、ゼロからビジネスを生み出す力だ。すべてを失った僕だが、そのおかげで再び走り出せたのである。

株や不動産の値動きは、つねに市場の気まぐれや外部要因に左右される。でも、自己投資は違う。自分の時間や能力、経験に投じたものは、どこかで必ず形になる。今日学んだことが明日の判断力を高め、今日身につけたスキルが明日のチャンスを生む。

そしてなにより自己投資のリターンは無限大なのだ。株や仮想通貨と決定的に違う点はまさにそこである。だから僕は何度でも力説する。自己投資こそ最強の投資だと。

自分を磨くこと。それがただひとつ確実で、破格のスケールを秘める投資なのだ。

POINT:絶対に裏切らないもの。それは自己投資以外にない

自己投資は体力なしに成立しない

僕はずっと「自己投資こそ最強」論者だったし、いまでもその考えに揺らぎはない。僕が「ホリエモン」として多くの人に知られるようになったのも自己投資の賜物だ。

堀江貴文氏
(写真:徳間書店提供)

未来を変えるには自分自身に投資する以外にない。スキルを身につけ、知識を吸収し、経験値を積んでいく。それがあなたの人生にレバレッジをかけるもっとも確実な手段である。

でも実は、その考えが少し変わりつつある。「自己投資こそ最強」論には、大前提があったのだ。体力の存在である。

体力がなければ、どんなに優れた自己投資の戦略を描いていても途中で息切れしてしまう。いや、それどころか自滅に向かって突き進みかねない。

特にマジメでがんばり屋の人は危険だ。懸命に自己投資をしているつもりが、その無理がたたって心身がへたってしまう。逆に自分の首を絞めてしまうのだ。

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