「優秀なあの人」でも独立に成功できない理由 ダメ社員にだって起業のチャンスはある
この記事を読んでいるあなたが、起業・独立に向いているかどうか。いくつか質問させてください。すべてYES・NOの二択でお考えください。
2. 自分の学歴がいつも気になってしょうがない
3. ルールに従うのは当然だ
4. つい自分にないものにフォーカスをしてしまう
5. つねに謙虚を心得ている
6. 奢るより、奢られる方が絶対に得だ
7. 高級時計はお金持ちになってから買うべきだ
8. 借金は悪だ!
9. 形のないものにはお金を使いたくない
10. ビジネスマンに英語の勉強は必須だと思う
あなたは起業・独立に向いている?
もし、全10問のうち、すべてが「YES」なら、あなたは現在の会社員の仕事を全うしたほうが無難です。筆者の経験上、独立・起業には不向きと考えます。一方、1問でも「NO」がある人は、会社員というステージでは収まりきらないかもしれません。
具体的に考えてみましょう。たとえば①毎朝の通勤ラッシュ。この移動時間を快く思う人はまずいないでしょう。しかし一般的なサラリーマンは「しょうがない」 「これも仕事だ……」と半ばあきらめ、満員電車に揺られて会社に通います。
片や起業家向きの人は、そもそも満員電車に乗ること自体に疑問を感じ、それを避けるためのアイデアを思案します。
「早起きをして早朝の電車に乗る」「朝一のアポを入れて、打ち合わせの会社に直行する」「急行の始発駅の近くに引っ越す」「会社に徒歩で通える範囲に引っ越す」
考えれば実現可能な方法が複数浮かんでくるはずです。そしてその中からすぐにできることを行動に移します。たとえば、いつもより2時間早起きをして、空いている電車で悠々と通勤をする。そうすれば満員電車で味わう精神的なストレスや体力の消耗から逃れられると考えるのです。
起業家に向いている人は他人の当たり前を当たり前と思わず、「嫌なことはイヤだ! だから少しくらいの労力は惜しまない」と考え、行動できるのです。
とは言え、サラリーマン生活に理不尽はつきもの。だから「満員電車も仕事のうち」「みんなも我慢しているのだから……」と思える人は会社員向き。逆に「人は人。自分は満員電車に乗るくらいなら早起きもするし、引越しだって考える」いう自分に正直な人は起業家に向いているのです。
筆者は「起業万歳!!」と言いたいわけではありません。起業家に向かない人がその適性に気づかず、独立をして一家が路頭に迷うようなことは避けねばなりません。逆に起業家としての才覚があるにもかかわらず、つらい思いをしてサラリーマンを続けている人がいるのなら、それをみすみす眠らせておいたままにするのは、社会的に見てももったいない話かもしれません。
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