ミシュランガイドにホテル版があるって知ってる?レストラン「星」とは違う5つの基準で"最高評価"を受けた日本のホテル7軒の特別な魅力

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ミュシュランホテルセレクションで最高評価を受けた「強羅花壇」(神奈川県箱根町)
ミュシュランガイドのホテルセレクションで最高評価を受けた「強羅花壇」(神奈川県箱根町)(写真:強羅花壇提供)
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ミシュランガイド「ホテルセレクション」とは

2025年10月8日、ミシュランガイドはホテルセレクションを公開した。ホテルセレクションの発表を開始したのは2024年。昨年は世界15の地域でそれぞれ発表されたが、今年は史上初めて“世界同時”に公開したことで話題を席巻した。

レストランセレクションでは料理の評価を「星」の数で表しているが、ホテルセレクションではホテルの評価を「鍵」=「キー」の数で表現している。ホテルセレクションでは、1つから3つまでの数でホテルを評価しており、キーがつかないホテルも紹介。キーの数が多い方が、より優れたホテルであることを示す。

どうしてミシュランガイドは、最近になってホテルセレクションに力を入れているのだろうか。

世界的なタイヤメーカーのミシュランタイヤは、1889年にフランスでアンドレ・ミシュランとエドワール・ミシュランの兄弟によって創設された。1900年8月に、車の利用者がより遠くまで快適に楽しくドライブできるようにと、タイヤの使い方や修理方法からガソリンスタンドの場所や休むための宿泊施設など、ドライバーにとって有用な情報をまとめた本を刊行。このガイドブックこそが、ミシュランガイドの記念すべき創刊号となった。

1926年になって、おいしいレストランがあるホテルに星がつくようになり、1930年代には匿名の調査員制度が開始され、三つ星の評価も始まった。

ミシュランガイドのインターナショナルディレクターであるグウェンダル・プレネック(Gwendal Poullennec)氏は、こういった原点に立ち返り、改めてホテルセレクションに力を入れ、旅の文脈においてホスピタリティ業界に貢献していきたいと述べている。

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