ミシュランガイドにホテル版があるって知ってる?レストラン「星」とは違う5つの基準で"最高評価"を受けた日本のホテル7軒の特別な魅力
ミシュランガイドのレストランセレクションでは、2021年の「ミシュランガイド東京2022」からアワードを開始している。星に依拠せず、より柔軟な観点から評価されていると好評なので、ホテルセレクションのアワードも引き続き注視されるだろう。
パリで行われたセレモニーに参加
ホテルセレクションの発表は、「ミシュランガイド・キー・アワード・イブニング」として、パリ装飾美術館で開催された。パリ装飾美術館は、100万点のコレクションを所蔵するヨーロッパ大陸最大の装飾芸術の美術館であり、モード・テキスタイル・デザインを専門としている。したがって、“ハードウェアとソフトウェアの総合アート”であるホテルの評価を発表するのに、最適な場であったといえる。
セレモニーはフランス時間の20時に開始されて24時頃まで続いた。多くのホテル関係者が世界各地からパリまで足を運び、熱気の中でホテルセレクションのアナウンスに固唾をのんだ。
最初に4つのアワードを順番に紹介。ノミネートされた5つのホテルを発表してから、受賞したホテルを挙げるといった流れで、盛り上がりの一途を見せた。アワード発表後に、1ミシュランキー、2ミシュランキー、3ミシュランキーを発表。それぞれの間には十分なインターバルが設けられ、発表前の“緊張”と発表後の“余韻”に満ちていた。
会場では、英国王室御用達メゾンの「シャルル・エドシック」のシャンパーニュなどのワインをはじめ、ビバレッジがふるまわれたことに加えて、「サン・ジェームス・パリ」のグレゴリー・ガランベイ氏と「リッツ・パリ」のウジェニー・ベジア氏の料理、「フォーシーズンズホテル ジョルジュ・サンク」のミカエル・バルトチェッティ氏のデザートが提供された。いずれのシェフも、三つ星を獲得するホテルレストランを率いる傑物であり、料理とワインで“フランスの食”の実力を誇示する場となったともいえる。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら