ミシュランガイドにホテル版があるって知ってる?レストラン「星」とは違う5つの基準で"最高評価"を受けた日本のホテル7軒の特別な魅力
ミシュランキーを獲得するようなホテルは、利用するのにハードルが高いと感じられがちだ。しかし、ホテルは宿泊するだけの場所ではない。多様な体験ができ、そのエッセンスを味わう方法はいくつもあるのだ。
興味のあるホテルがあれば、まずは実際に足を運ぶことをすすめたい。近隣なら散歩がてら、遠方なら近くへ出向く機会に立ち寄る。外観を眺めたり、エントランスに立ったりするだけでも“格”は伝わる。ロビーに一歩踏み入れれば、洗練されたデザインやオーセンティックなインテリア、漂う香り、スタッフの所作が一体となって非日常の空気をつくり出していることに気づくはずだ。短時間でもその空気に触れる体験は、日常に癒やしと刺激を与えてくれる。
価格の観点から宿泊が難しい場合でも、レストランやラウンジ、バーといった料飲施設であれば利用しやすい。とりわけ東京や大阪などの都市部のホテルはアクセスも容易だ。街場よりも余裕のある空間と人員体制で、細やかなリクエストにも応えてくれる。レストランは大切な会食や結納、親族の顔合わせ、子連れでの利用や大人数の集まりまで、幅広いシーンで柔軟に対応してくれるのも頼もしい。
最高評価のホテルの魅力は?
「パレスホテル東京」の「エステール by アラン・デュカス」では、フランス料理界を牽引してきたアラン・デュカス氏が設立した「デュカス・パリ」をパートナーに迎え、小島景氏が旬の素材を最大限に引き出した日本ならではのフレンチを紡ぐ。
「フォーシーズンズホテル東京大手町」の「エスト」は革新的なジャパニーズフレンチを創出し、ギヨーム・ブラカヴァル氏のスペシャリテ「豆腐チーズ」が白眉。
「ブルガリ ホテル 東京」の「イル・リストランテ ニコ・ロミート」ではオーセンティックなイタリア料理を再解釈したクリエーションを体験できる。
「インターコンチネンタルホテル大阪」の「ピエール」は目を見張る眺望と軽快なモダンフレンチが秀逸。
いずれのレストランも一つ星を獲得しており、記憶に残る食体験となるはずだ。
日本料理や鮨の名店も枚挙にいとまがない。 鬼才ヤニック・アレノ氏がプロデュースするフレンチと鮨が融合した「フォーシーズンズホテル大阪」の「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ」、金沢の二つ星料亭「銭屋」2代目主人の高木慎一朗氏が総料理長を務める「アマン京都」の「日本料理 鷹庵」、総料理長の石井義典氏が作陶する器で味わう「オーベルジュ ときと」の「食房」も素晴らしい。


















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