ミシュランガイドにホテル版があるって知ってる?レストラン「星」とは違う5つの基準で"最高評価"を受けた日本のホテル7軒の特別な魅力

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ホテルセレクションはどのような基準で評価されているのか。

ミシュランキーの定義を確認すると以下の通りだ。

ホテルセレクションの選定基準

1ミシュランキー/特別な滞在
独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
2ミシュランキー/素晴らしい滞在
思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
3ミシュランキー/最上級の滞在
快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級のホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。

どれも“滞在”=“ホテルでの体験”に重きが置かれているといえよう。具体的には、専任のホテルエキスパートが、次の5つの評価基準をもとにホテルを厳選している。

・ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる
・素晴らしい建物とインテリアデザイン
・施設の個性や特徴を反映した独自性がある
・サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている
・価格に見合った体験ができる

レストランセレクションでは、一皿の完成度、技術、独創性、再現性を中心に評価しており、料理を審査している。その一方、ホテルセレクションではハードウェアやサービスなどのソフトウェア、体験や価格も評価対象と明言されているのが、大きな違いだ。

星とキーともに、匿名の調査員(インスペクター)が実際に予約して支払い、合議制で評価を下すことに変わりはない。

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