窪田:学校と家以外の居場所によって、子どもが立ち直れたケースがあれば教えてください。
白井:水泳選手の砂間敬太さんとは、先日の大阪・関西万博でも一緒に登壇したのですが、実は彼も不登校の経験者です。学校の代わりに毎日スイミングスクールに通っていたことが功を奏して、東京オリンピックの日本代表にまでなりました。いろいろな居場所と学びを持っておくことが、人生の彩りを増やしてくれるという好例です。
子どもの不登校を理由に親が仕事を辞めないほうがいい
窪田:素晴らしいですね。不登校の子どもに対して、周囲の大人がすべきことや避けたほうがいいことはありますか?
白井:子どもの一瞬一瞬の小さな成長を認めることがいかに大切か、日本の大人はもっと意識してもいいと思います。
逆に避けてほしいのは、子どもが不登校になったとき、それを理由にして親が仕事を辞めてしまうことです。家の中に親と1対1でこもっているのは子どもにとってもプレッシャーで、互いに息苦しいものです。家の外に安心できる場所を作ることが、不登校の子どもへの対処の第一歩です。こうした場所を探し、増やすことが大切です。
(構成:鈴木絢子)
