「かつては毎年数人の死者が…」「被害は減ったが生息域は拡大?」茂みに潜む、実はコブラより攻撃力の高い《沖縄の毒ヘビ》驚きの"実態"
それぞれ大きさや模様などに特徴がある。ハブ(ホンハブ)は、大きいものは体長2mもあり、黄色か白の地に黒い網目模様がある。

ヒメハブは80cmほどで、灰色か茶色に黒い斑紋。サキシマハブは120cmほどで茶の地に黒いギザギザ模様。タイワンハブはサキシマハブに模様は似ているが、少し大きい130cmほど。


コブラより強い?“運動神経”抜群なハブの実力
「攻撃力」の観点で、毒ヘビの代表格であるコブラとハブを比べてみる。コブラはその威圧的なフォルムや高い毒性、世界的にも有名であることから、ハブよりもコブラの方が怖いとのイメージがある。しかし実は「攻撃力」はハブの方が上だという。
ハブ博物公園の展示によると、コブラは前方にしか攻撃ができないものの、ハブは360度どの方向にも対応できる。攻撃半径はコブラが全長の3分の1に対し、ハブは3分の2と、“運動神経”は抜群だ。ハブは攻撃する際には体の上半身をS字型に縮めて構え、その縮めた部分を素早く伸ばして咬みつく。もしも見かけたら、最低でも1.5メートルは距離を取ること。できれば、もっと離れたほうが良いだろう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら