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「インバウンド」一本で沖縄はこの先輝けるのか 沖縄「拓南製鉄」興隆にみる現代日本の死角

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拓南製鉄のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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沖縄を舞台にしたテーマを追い続けている。

そう言うと、人は、私が観光産業を取材していると思うかもしれない。

残念ながら、そこにはほとんど焦点を当てていない。

私が取材・執筆の中心に置いているのは、琉球・沖縄の歴史において一大転換点となった「沖縄戦」である。

米軍の本土上陸を恐れた日本軍は、沖縄を「捨て石」として時間稼ぎに使った。

米軍は30万人もの兵力を投じて沖縄本島に上陸、日本軍を民間人もろとも島の南端に追い詰める。日本の司令官が自決したことで、ようやく戦闘が終結した。

その時、沖縄戦での死者は20万人を数えていた。うち、沖縄住民が10万人近くに上る。米軍も1万人を超える命を失った。

6月23日、それが沖縄戦の終結した日である。

「慰霊の日」として、今も沖縄は弔いに暮れる。

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