「結婚コスパ悪い説」の、残念すぎる"勘違い" 死ぬまで食いっぱぐれない、本当の「備え術」
「老後破産」というのが話題だという。
「天地真理」が激白! 「柳沢きみお」も瀬戸際! 誰でも危ない「老後破産」の共通項を検証する
また、この記事に言及した、こんな記事もあった。
キミは天地真理さんを笑えるか? 他人の苦労を笑う者ほど「明日はわが身」の怖さがわかっていない
これらの記事がどういうことを書いているかというと、「今の時代はさまざまな理由で、あるときから急に収入がなくなったりする。そうして資産がなくなる。それでいながら、体はまだ健康だ。そのため、老後を鬱々と過ごす羽目になる」というものだ。
おカネの利点は、そのまま弱点にもなる
この記事を読んだある若者が、自分の老後が不安になったという。そして、「貯金でもしようか」と考えたのだそうだ。なにしろ、今はまったく貯金がないのだという。
しかしながら、貯金はけっして賢い選択とはいえない。なぜならおカネは、資産の中でも最も減りやすく、そのためすぐになくなる危険性が高いからだ。数億円という規模だったらまた別だが、数千万円では、何かことがあったら一気に吹っ飛んだりするので、まったく当てにならない。
それに、おカネは「新たな資産」を形成しにくい資産でもある。それを元手にまたおカネを生む――というのが案外難しい。その意味でも、資産としては非常に頼りない存在だ。おカネの利点はすぐに使えるということくらいなのだが、まさにその利点が、資産としての弱点ともなっているのである。
では、老後に備えるにはどうすればいいのか? 今回は、そのことについて考えたい。まず、もとの記事にも触れられているが、人が収入を得るための方法は、大きく分けて4つある。それは、「労働、資産、家族の援助、社会保障」だ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら