東大に推薦で入学!「入試でAI利用」が当たり前の令和に合否分けるわずかな差とは

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実際に東大推薦合格者の中にも、「ChatGPTを使って文体を整えた」「言い回しを確認した」という声は多いものの、「AI任せで書いた」という人は少数派です。彼らの多くは「AIは最後の調整役」として活用しており、内容そのものは自分の経験や考えから生み出しています。できた志望理由書を読み込ませて、「ブラッシュアップするべきポイントや悪印象になりかねないポイントはどこですか?」という問いを投げかけたりします。

ChatGPTは「志望理由書を代わりに書く道具」ではなく、「自分の考えをより明確に伝えるための補助輪」として活用しているに過ぎないのです。

自分が書いたものをAIで磨く

ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び (単行本)
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総合型選抜入試が広がる今、AI活用の巧拙が受験生の“思考の深さ”を映し出す時代になっています。

AIが書くのではなく、自分が書いたものをAIで磨く。

この「8割を10割にする使い方」こそが、これからの受験における賢い戦略と言えるでしょう。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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