東大に推薦で入学!「入試でAI利用」が当たり前の令和に合否分けるわずかな差とは
この言葉の通り、AIに丸投げすれば志望理由書が作れる、というような勘違いをしてしまうのは大変危険です。自分の思考とAIの出力をいかに融合させるかが合否を分けるポイントになっているのです。
東大合格者に共通する“使い方”
最近では、ChatGPTに「いい感じの志望理由書を作ってください」といった“0から1を作る”オーダーをする受験生も少なくありません。そしてそれが、ChatGPTには確かにできてしまいます。AIは便利なので、数秒程度でそれらしい文章を出してくれます。しかし、それはどこか抽象的で、誰にでも当てはまりそうな内容になってしまうことが多いのです。
大学の教員や入試担当者は、こうした“AIっぽい”文章を一目で見抜きます。どんなに綺麗な言葉が並んでいても、そこに本人の実感や体温のようなものが感じられない。つまり、AIに丸投げしてしまうと、最も大事な「自分の言葉で語る」という力が欠けてしまうのです。
一方で、「自分なりに8割方完成している志望理由書をAIに添削させる」という使い方は非常に有効です。
「この文章は説得力がありますか?」「より自然な言い回しに直してください」「印象を悪くしそうな箇所はありますか?」といった問いかけをすれば、AIは優秀な“添削者”として機能します。
つまり、AIは“0→1”の発想ではなく、“8→10”の仕上げに使う道具なのです。自分の思考をAIに預けるのではなく、AIを通して自分の思考を磨くこと。これこそが、推薦入試時代における最も賢いAIとの付き合い方です。
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