ミャンマー難民ロヒンギャを見殺しにするな 日本は難民を積極的に受け入れるべきだ

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ミャンマーのロヒンギャは、ミャンマー政府から「バングラディシュからの不法移民」として国籍を認められていない上、「ロヒンギャ」の名称まで否定されている。イスラム教系のロヒンギャは仏教徒とも対立し、2012年には西部ラカイン州で衝突事件を起こして多くの難民を生みだした。

国外に脱出しても、安全が保障されるわけではない。今年5月にマレーシアやタイで、密入国したロヒンギャと見られる遺体が多数発見された。海上ルートで脱出しようとする者も多いが、タイ、マレーシア、インドネシアは密航船の上陸を認めていない。さらにこれらの国々は、難民条約を批准していないのだ。

「難民になったロヒンギャの実態についての詳細はわからない。我々NGOでさえ、なかなかキャンプに入れない状態だ」

特定非営利活動法人難民支援協会の石井宏明常任理事は、ロヒンギャへの支援の困難さについてこう述べる。

複雑なミャンマーの少数民族問題

ロヒンギャは世界から見放され、漂流するしかないのだろうか。

「ミャンマー国内においても、ロヒンギャの問題は単なる少数民族の問題ではない」

ロヒンギャの現状についてこう語るのは、民主党の中川正春衆院議員だ。野田政権時に文科相を務めた時、日本に居住する少数民族と面会するなど、難民問題に取り組んできた。

「ミャンマーには他にカレン、シャン、モンなどの少数民族がいて、その数は130以上にものぼる。彼らは政府と対立しているが、ロヒンギャは特異な存在で、政府のみならず少数民族からも差別の対象とされている」

ミャンマーのテイン・セイン政権は2012年にカレン民族同盟と停戦合意し、今年3月に16の武力勢力と停戦協定に合意したが、ロヒンギャは蚊帳の外に置かれた。民主化を求めるアウンサンスーチー氏は2012年にロヒンギャの弾圧停止と国籍付与を提唱したが、国民の多くがこれに反発。アウンサンスーチー氏は今年10月16日、ロヒンギャの多くが住むラカイン州を訪問して11月に行われる総選挙への協力を呼びかけたが、ロヒンギャへの態度は明らかにしていない。

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