ウクライナ和平を達成するために必要なこと

クロアチア紛争解決がヒントになる

ウクライナ東部では、停戦合意後も紛争が続いている(写真:Alexander Ermochenko/Reuters)

ウクライナの一部は、今なお親ロシア分離独立派の占領下に置かれ、ミンスクでは停戦協定「ミンスクII」の締結にもかかわらず、いまだに小競り合いが頻発している。だが、ロシアが本気で解決を望むなら、国際的な平和維持軍と国連平和維持活動(PKO)を受け入れなければならない。

20年前、国際社会はボスニアでの安全確保の最終段階へ入ろうとしていた。しかし、クロアチア内では、セルビアに隣接する東スラヴォニア地区で紛争が続いていた。

クロアチアによる主権回復に学べ

クロアチアは1995年5月と8月に派兵し、国連保護地区だった4地区のうち3地区をセルビア分離独立派から奪い返した。しかし、最も重要な東スラヴォニアの東地区はセルビア支配下に残った。セルビアのミロシェビッチ大統領(当時)は、セルビア派勢力とザグレブにあるクロアチア政府が直接対話することで問題は解決できると主張した。

セルビア派勢力はミロシェビッチ政権の政治、軍事、経済支援に完全に依存していたのだ。ミロシェビッチは最終的にはPKOと軍の受け入れに同意した。PKOは、現地に住むセルビア人の安全を確保した後、地域の非武装化、クロアチアの主権回復を行った。

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