新iPhone全4モデルをしばらく使い分けてみた筆者が語る、標準モデル「17」で8割の人が満足できると思う理由

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iPhone 17 iPhone 17 Pro
iPhone 17とiPhone 17 Proの価格差約5万円の価値を検証(筆者撮影)

iPhone 17とiPhone 17 Proの価格差は約5万円。この差額で得られる主な機能は望遠カメラとわずかな性能向上だ。望遠カメラが威力を発揮するのは、物理的に被写体に近づけない場面に限られる。

子どもの運動会での撮影、動物園での動物撮影、コンサートやスポーツ観戦など、確かに望遠機能があれば便利な場面は存在する。しかし、これらの用途は月に何回あるだろうか。年に数回程度であれば、5万円の追加投資が合理的とは言い難い。

この5万円があれば、ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリー、スマートウォッチなど、日常的に使える周辺機器を充実させられる。総合的な満足度を考えれば、iPhone 17を選んでアクセサリーを充実させるほうが賢明かもしれない。

また見過ごせないのが重量差だ。iPhone 17 Proは約30g重い。毎日持ち歩くものだからこそ、この差は意外に大きい。実際にProからiPhone 17に持ち替えると、「軽い」と毎回感じてしまう。

iPhone Air
iPhone Airの薄さと軽さは新感覚の体験をもたらす(筆者撮影)

革新的なiPhone Airの実力

iPhone Airは「薄く、軽く、大画面」というまったく新しいコンセプトを提案している。近年のiPhoneは高機能化と引き換えに重量が増加傾向にあったが、iPhone Airはこの流れに逆行する挑戦的な製品だ。

最大の魅力は、その薄さと軽さから生まれる新感覚の使用体験だ。長時間の動画視聴や電子書籍の読書でも手が疲れにくく、大画面での快適さは一度体験すると手放せなくなる。写真や動画の鑑賞、家族での動画通話などでその価値を実感できるだろう。

一方で弱点もある。4モデル中最も短いバッテリー持続時間だ。とはいえ、筆者の検証では一般的な使用であれば1日は十分に持つ。極端なヘビーユーザーでなければ、実用上の問題はない。

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