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「応戦などできるものではない。逃げるのが精一杯だった」太平洋戦争の戦場で何があったのか?いま聞かないと戦争体験者いなくなる

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そのとおりではないだろうか。さまざまな思いを抱えたまま死んでいく人を、美談のたぐいでくくることはできないのだから。

そして思うのは、もしも自分が同じ状況にいたとしたら、どうなっていただろうということだ。

自分は“立派に生き抜く”ことができたか?

本書には「戦場は人を狂わせる」という見出しがついた箇所もあるが、“日常”からかけ離れた環境下においては、少なからず常識的な感覚が麻痺してくるに違いない。そんななか、自分には“立派に生き抜く”ことなどできただろうか?

とてもそうは思えないし、だからこそ考え続けるべきだと感じる。いま、この時代に、自分たちはなにを考え、状況をどう判断すべきなのかを。

戦前の日本人は、相手の情報がないまま道を誤った。
現代の日本人は情報の量では、戦前とは比較にならないほど多い。アクセスする努力を惜しまなければ、どんな情報でも手に入れることができる。しかし、知ることができても知ろうとしない、一面の情報のみを真実と思い込む。そういう誤りを犯せば、現代人といえども戦前の日本人と異ならない。
好まない相手のことでも知ることが大事なのであり、好まない情報であっても真摯に受け入れる姿勢が求められる。(120〜121ページより)

詰まるところ、重要なのはこの部分だ。否定するのは簡単だが、否定的な感情が行き過ぎると、危険な状況につながっていく可能性があるのだから。

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