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朝ドラ《ばけばけ》初回視聴率が低調でも"大化け"期待の理由。明るく聡明な主人公に感情移入!髙石あかり演じる「トキ」はどう成長するか

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本作は、明治初期を舞台にしながら、現代を生きるわれわれがまさにいま直面する社会で起きている一面が描かれるから、自分ごととしてドラマの世界にすっと入り込んでいける。そして、トキに心を寄せて目が離せなくなる。

主人公のトキを演じる髙石あかり(画像:NHK公式サイトより引用)

コミカルな演出の会話劇に惹かれた

第2話までを観てもうひとつ感じたのが、コメディ要素がかなりしっかり挟み込まれていること。

たとえば、学校の授業で将来の夢を子どもたちが発表するなか、ひとりの女児が「先生になりたい」と発言する。男性教師は自分に憧れてかとボケて、女児に否定されるとすぐさまツッコむが、そのボケとツッコミの間がとても現代的に見えた。

また、トキと父の家庭内でのちょっとしたいさかいなどのやりとりも、セリフや口調が、令和で一般的なコミカルな演出の会話劇そのもののように感じた。

明治の初期を舞台にしながら、コミカルパートはあえて現代ふうのニュアンスで差し込んでいるのかもしれない。そこには、若い世代がとっつきやすくする狙いがあるだろう。

時代を超える普遍的な家族の姿を映しながら、いまの若者たちが肌感覚でなじみやすいような仕掛けも盛り込む。オール世代をターゲットにしたドラマであることがうかがえる。

そうしたフックが生きるかどうかは、この先のストーリー次第だろう。出だしでは、そうなっていくポテンシャルを十分に感じさせた。

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