朝ドラ《ばけばけ》初回視聴率が低調でも"大化け"期待の理由。明るく聡明な主人公に感情移入!髙石あかり演じる「トキ」はどう成長するか
武士の時代が終わり、トキの父・司之介(岡部たかし)はさげすんでいた商いをはじめないと生活がままならないが、武士のプライドを捨てられずに働かない。
世へのうらみごとをつぶやくばかりで、小学生のトキ(福地美晴)、母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)と貧しい生活を送っていた。
そんなある日、トキ(福地美晴)は武士の家族を支えるために、将来は学校の教師を目指すと家族に話す。しかし、武士の娘のたしなみとしてお茶などの稽古をする親戚の雨清水タエ(北川景子)に、武士の娘が働く必要はないと否定される。そこに現れたタエの夫の傳(堤真一)は、商いをはじめると言い出し、周囲を驚かせる。

聡明で明るいヒロイン・トキに感情移入した
そこに映されたのは、武士の時代の終わりを受け入れられずに抗う元武士と、生きていくために時代の変化を受け入れ、変わろうと前を向く元武士の対照的な姿。
士農工商の身分制度のなかで生きてきたプライドの高い前者は、新しい時代に入り、周囲の元武士がちょんまげを落としても、自らを変えられず、ただ世の中をうらみ、町人たちをさげすむ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら