
ワリット氏(左)と高瀬氏(右)を中心とするOptQCのメンバーは、池袋のビルの一角で研究開発に励む(写真:編集部撮影)
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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。
[社 名]OptQC(オプトキューシー)
[設 立]2024年9月
[代表者名]高瀬 寛
[資本金]50万円
[従業員数]11人╱34人
[所在地]東京都豊島区
大学発
光量子コンピューターを開発する。量子コンピューターは量子力学の特性を用いて膨大な量の計算を並列させて解くことができ、組み合わせや最適化問題などに適している。同社が開発する光方式は、大がかりな冷却設備が必要となる超電導などの従来方式と比べ、常温で作動し、電力消費量が少なく、構造がシンプルという強みがある。創業者の高瀬寛CEOは「スケーラビリティ(拡張性)で考えると、光はほかと比べて次元が一つ違う」と語る。
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