「やせているから、高血圧は関係ない」は大間違い! 少食の人でも気をつけたい簡単な【減塩】のコツ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、ごま油や焦がししょうゆの香ばしさもたまらないもの。料理の仕上げにごま油を回しかけたり、しょうゆを焦がすように炒めたりしてみましょう。調理の過程で出る香りを楽しむことも、食欲の刺激につながります。

「目で見て」「耳で聞いて」食べる

●目でも食べる:見た目の美しさは、言うまでもなく大切な要素です。「これは、高栄養で完璧な食品なんです!」と何が入っているかわからないかたまりのようなものを出されても、毎日食べ続けるのは難しいはず。

『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

たとえば、温野菜を作るならいろいろな野菜を彩りよく並べて蒸す、シンプルな料理には葉物やハーブを飾る、といったひと工夫をしてみましょう。

また、盛り付けるお皿を小さめのものにすると、料理も小さく見えるので「これくらいなら食べられそう」という気持ちになりやすいという効果があります。

●触感(食感)を楽しむ:やわらかいもの、歯ごたえのあるもの(人によって咀嚼に負担のない程度に)、とろみのあるものなど、いろいろな食感を一食のなかで組み合わせると、飽きずに食べ進めやすくなります。

●音を聞く:「シャキシャキ」とした野菜の音、「カリカリ」とした揚げ物の音など、食べるときの咀嚼音も食事の楽しさを高めます。音が聞こえる=いまどんなものを食べているかがわかりやすく、おいしさをイメージしやすくなるともいわれます。

●「味」で過去の記憶に働きかける:家庭でよく食べていた懐かしい味、体調を崩したときに染みたやさしい味など、心安らぐ記憶につながっている味も、食欲を促してくれるものです。

なんとなく食べる気がしないときも「私にとってはこれがおふくろの味だった」「風邪を引いたときにこれを食べたらおいしかった」というものなら、喉を通りやすいでしょう。

関口 絢子 料理研究家、管理栄養士

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

せきぐち あやこ / Ayako Sekiguchi

東京都生まれ。川村学園短期大学食物学科卒業。「食とアンチエイジング」の関係が注目されていなかった20年以上前から、インナービューティースペシャリストとして情報を発信し、先頭を走り続ける。テレビや雑誌等のメディアを中心に、健康・美容・ダイエットに関するレシピや栄養情報を提供。2020年に開設したYouTube「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」は登録者60万人を超える人気チャンネルとなっている。

米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー、日本抗加齢医学会認定抗加齢指導士

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事