25年《夏ドラマ視聴率ランキングTOP10》上位は"意外な顔ぶれ"。ドラマの雄・TBSが貫禄を見せ、テレビ朝日が"台風の目"に!各作品を振り返る

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宮沢賢治の詩を登場人物の心情とシンクロさせる独特の雰囲気があるドラマであり、作品全体から哲学と文学のエッセンスが色濃くにじんでいた。その空気感は今期最も印象的であり、ストーリーも含めて深く心に残ったドラマだった。

秋ドラマでもテレビ朝日が“台風の目”になるか

今期を振り返ると、テレビ朝日が突出して目立っていた一方、名作の多いNHK、カンテレのほか、ABCも話題作を送り出した。これらの局がいまの時代の空気を取り入れた作風を打ち出すなかで、ほか東京キー局は既視感のあるストーリー性のドラマが多く、後れを取っているように筆者は感じた。

例年、年末に向けて盛り上がる秋ドラマは、今年も注目作が多い。個人的に最も注目しているのは、野木亜紀子脚本、大泉洋主演の『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)。稀代の脚本家と演者の2大スターのタッグに期待しかない。10月期もテレビ朝日が台風の目になるかもしれない。

【もっと読む】吉沢亮主演『国宝』大ヒットの背景に“歌舞伎ファン”の圧倒的な支持 「上映3時間」「難解なテーマ」ながら、なぜ若者にも支持されるのか? では、2025年を代表するムーブメントになっている映画『国宝』について、映画に詳しいライターの武井保之氏が詳細に解説している。
武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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