デリカミニの三菱「顧客ファースト」実践の場「スターキャンプ」で見たメーカーとユーザーのあるべき姿

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ユーザーからは「目(ヘッドライト)がくっきりして、顔つきが(キャラクターの)『デリ丸。』に近くなってよりかわいくなった」という声が多かった。

これには、半円形のLEDポジションランプの採用が奏功している。フロントバンパーとテールゲートには、立体感のある「DELICA」ロゴを採用。

また、フロントバンパーにはメーカー保証の各種デカールが用意され、手軽にカスタマイズが楽しめる。

新型「デリカミニ」の純正アクセサリー装着イメージ(写真:三菱自動車工業)

ボディ全体としては、Aピラーの角度を前モデルよりも立てたことと、よりDピラーを骨太としたことにより、クルマ全体のしっかり感が増した印象がある。

インテリアも刷新された。Aピラーの角度を立てたことに加えて、12.3インチインフォテイメントシステムと7インチ液晶メーターが一体化したことで、室内空間が115mm拡張しただけではなく、心理的イメージとしても広がっている。室内全体での上質さが増した印象だ。

「デリ丸。効果」は無視できない

動力系では、ドライブモードが「POWER/NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW」の5モードから選択できるようになり、オフローダーとして性能も上がった。

「デリカD:5」などと通ずるドライブセレクター(写真:三菱自動車工業)

関連して、ショックアブソーバーも高性能化。トヨタの上級モデルなどが採用しているカヤバ製の「Prosmooth(プロスムース)」を採用。4WD車はフロントに高剛性のスタビライザーを採用するなど、走りのチューニングを施しているのが特徴だ。

走りについては改めてレポートしたいが、三菱ブランドにおけるデリカミニの影響力は極めて大きいのだと、スターキャンプ会場内を巡りながら再認識した。

正確に言えば、デリカミニではなく「デリ丸。効果」かもしれない。

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