【生まれ変わった新世代ボクサーツインの衝撃】BMWの最新バイク海外試乗、プレミアムツアラー「R1300RT」とロードスター「R1300R」が放つ個性

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BMWの新型R1300RT。圧倒的なパワーとウインドプロテクション、電子制御がもたらす安全・快適性により、高速クルーズはまさに敵ナシ。別格の走りだ
BMWの新型R1300RT。圧倒的なパワーとウインドプロテクション、電子制御がもたらす安全・快適性により、高速クルーズはまさに敵ナシ。別格の走りだ(写真:BMW MOTORRAD)

BMWから伝統の水平対向エンジンを搭載するRシリーズの最新版、グランドツアラーの「R1300RT」とロードスターの「R1300R」が登場。ドイツ・ミュンヘンで開催された国際メディア試乗会からケニー佐川がレポートする。

【写真】BMWの最新モデル「R1300RT/R1300R」のディテールを詳しく確認する(28枚)

半世紀の血統を受け継ぐ、究極のグランドツアラー

BMWが誇るプレミアムツアラー「R1300RT」がついにベールを脱いだ。舞台は本拠地ミュンヘン。格納庫のような広大なプレスセンターに整然と並ぶ新型RTを目にした瞬間、胸の高鳴りを抑えられなかった。前作R1250RTからじつに6年ぶりのフルモデルチェンジ。エンジンから車体、電子制御までゼロから設計された注目の1台である。

RTシリーズといえば、1978年に登場した初代R100RT以来、ツアラーの代名詞として“快適かつ速く遠くへ”という命題を突き詰めてきた存在。最新モデルも大柄なカウルを纏った威風堂々とした姿は健在だが、その中身はまさに最新技術のショーケースだ。

水冷4ストローク水平対向2気筒DOHC 4バルブ1300ccエンジン。排気量を広げてビッグボア×ショートストローク化、R1300GSやR1300Rと同じ最高出力145ps/7750rpm、最大トルク149N・m/6500rpmを発揮
水冷4ストローク水平対向2気筒DOHC 4バルブ1300ccエンジン。排気量を広げてビッグボア×ショートストローク化、R1300GSやR1300Rと同じ最高出力145ps/7750rpm、最大トルク149N・m/6500rpmを発揮(写真:BMW MOTORRAD)

心臓部には、新開発の水冷水平対向2気筒(フラットツイン)1300ccエンジンを搭載。最高出力145ps、最大トルク149Nのシリーズ最強スペックを誇り、BMW独自の可変バルブ機構「シフトカム」が低速から高速までシームレスな加速を引き出す。ひとたびスロットルを開ければ、重厚さの中に潜むスポーティな躍動感が顔を覗かせる。

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