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《物理学でクレーンゲーム攻略》「学生が寝ない」授業で人気の教授はクレーンゲーム歴34年!ゲーセン通いの背景に心温まる"娘との思い出"

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  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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こうして、小山さんはラムちゃんをゲット。その後も好きなキャラクターのぬいぐるみが取れそうな位置にあるとプレイするようになった。卒業研究の合間のいい気分転換になったという。

大学生のときにゲットしたラムちゃんのぬいぐるみ(中央)。このころに取ったクレーンゲームの景品を、小山さんは今も大切に保管している(写真:筆者撮影)

「2人の娘のために」クレーンゲームに物理学を応用

2回目のマイブームは2006年。上の娘2人を連れてゲームセンターに行ったところ、プリキュアのぬいぐるみを取ってほしいとせがまれた。どうすれば2個取れるかと考え、思いついたのが物理学の応用だった。

「物理学を使えば、少しでも効率よく景品をゲットできるんじゃないかと。この頃から研究ノートを付けるようになりました」

いつ、どこで、どんな景品を取ろうとしたか、なぜうまくいかなかったかを考察する研究ノート。「落語家のネタ帳のようなものです」と小山さん(写真:筆者撮影)

お金を出してぬいぐるみを買うのは簡単だ。しかし、それをしなかったのは、クレーンゲームを囲んで過ごす子どもたちとの時間が好きだったから、と小山さんは振り返る。

「今でもゲームセンターで小さい子どもを見ると思い出すんです。クレーンゲームを見上げてぬいぐるみを欲しがる子どもの表情や子どもたちが『がんばれ』と応援してくれる声……。あの時間が好きで、お金を投じていたような気がします」

現在も続く3回目のマイブームが訪れたのは2022年。出版社の編集者から「クレーンゲームと物理学についての本を書いてほしい」と依頼されたのがきっかけだった。クレーンゲームと物理学の本を出すなら、最新のゲーム機もプレイしてその知見を盛り込みたい──。そう考えた小山さんは再びゲーセン通いを始めた。

「しばらくは毎晩のようにゲームセンターに行っていました。ただ、毎日プレイしていたわけではないんです。他の人のプレイを観察するだけの日も多かったですね」

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【関心はクレーンゲームの機械そのものに向かった】

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