新モデルは256GBからになったiPhone「128GBでは足りない」は本当か? 容量がいっぱいでも「案外使える」カラクリ
たとえば人気ゲーム「原神」の場合、App Store表示は約3.4GBだが、実際のプレイには追加で16~23GBのリソースパッケージが必要になる。「崩壊:スターレイル」も同様で、バージョン2.7では推奨空き容量が44.5GBにまで膨らむ。高解像度グラフィックや音声データ、マップやイベント用のリソースが次々と追加されるためだ。
こうした状況で128GBは満杯に達しやすい。それでもiPhoneが案外使えてしまうのは、iOSに組み込まれた巧妙な仕組みがあるからだ。

「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」でストレージがどのようなアプリで占められているのか確認できる(筆者によるスクリーンショット)
満杯でも動く2つの仕組み
1つ目の仕組みが「非使用のAppを取り除く」機能だ。一定期間使っていないアプリの本体だけを自動的に削除し、ユーザーデータ(ログイン情報や保存データなど)は端末に残しておく。ホーム画面のアイコンは残るため、必要になったときにタップすれば自動で再ダウンロードが始まり、まるで待機していたかのように続きから使える。

「非使用のアプリの最適化」で自動削除されたアプリには、アイコン名の隣に雲マークが表示される。タップするとApp Storeから再ダウンロードされて利用可能になる仕組みだ(筆者によるスクリーンショット)
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