NDを走らせて感じたのは、「NDの走り方がやっとわかった」ということだ。
実はこの個体とは、5月末に軽井沢ミーティングに出かけた際も一緒に過ごしているのだが、そのときよりも数段、走りやすく感じたのである。

これはまさに、「人馬一体」の感覚だ。NAから順に短期間でロードスターの進化を実感したからこそ感じ取れる、特別な感覚なのかもしれない。
見方を変えると、この先、次期モデル(NEと呼ばれる?)に乗ったときにも、きっと走りやすく感じることだろう。
ロードスターのこの感覚は、歴代の開発者たちが、NAで掲げられた「だれもが、しあわせになる。」ことを大事にしてきたからであり、そうしたマツダの思いはこれからも不変であると信じたい。
グローバルで約122万台を販売
最後に、マツダから提供していただいた歴代ロードスターに関するデータを示す。
2024年12月時点で、NA、NB、NC、NDの累積販売台数はグローバルで約122万台。このうち、日本で販売されたのは、全体の19%にあたる約23万台。

日本販売の内訳を見ると、最も多いのがNA(1989〜1998年)で11万8000台、次いでND(2015年〜)が6万6000台、NB(1998〜2005年)が3万1000台、そしてNC(2005〜2015年)が1万9000台である。
NAには届かないものの、NDの人気ぶりがうかがえるだろう。歴代ロードスターを乗り比べるという貴重な試乗の機会を与えていただいたマツダ関係者の皆さんには、深く感謝したい。
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