コメの高値が新米が出ても終わらない…。やよい軒がそれでも「おかわり無料」を続けるワケ

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やよい軒(写真:筆者撮影)

2025年の新米シーズンに突入したが、コメの高値が依然続いている。大盛サービスや無料おかわりを休止する飲食店が少なくない中、いまだに「ご飯おかわり無料」を掲げ続ける定食チェーンがある。やよい軒だ。

コメ不足が深刻化する中で、なぜこのサービスを維持できるのか。

おかずを主役にするご飯を提供

とある平日の午後、ロードサイドにあるやよい軒を訪れて「チキン南蛮定食」を注文してみた。タルタルソースたっぷりのチキン南蛮をご飯と一緒にかっこんでいくと、すぐにお椀はからっぽになった。店内の「おかわり処」のコーナーへ向かう。やよい軒のご飯おかわりの特徴はこのセルフ方式にある。

やよい軒の「チキン南蛮定食」(写真:筆者撮影)

ライスロボの規定位置にお椀をセット。盛りたいご飯を一口、小盛、並盛、中盛の4種類から選び、ボタンを押すとご飯がぽとりと落ちる。

ご飯の味はあっさりとしていてのどごしがいい。次から次におかわりしたくなる不思議な味だ。運営会社プレナスのコーポレートコミュニケーション室の担当者によると、おかずをおいしく食べられるようなご飯の味に設計されているという。

【写真】やよい軒のおかわり自由を支える「ロボット」はこんな感じ
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