コメの高値が新米が出ても終わらない…。やよい軒がそれでも「おかわり無料」を続けるワケ

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また、店舗の雰囲気も大きく変わっていた。以前はテーブルとイスの席が多く定食屋のような活気があった。しかし、改装後は半個室のような1人席や2人席が増え、さらにドリンクバーも設置されていた。ホール内を動き回るスタッフはいなかったため、ネットカフェのような落ち着いた雰囲気に変化していた。

やよい軒の1人席(写真:筆者撮影)

「郊外では居心地のよさを感じていただいたり、長時間店舗を利用して色々なメニューをご購入いただけるような作りをテスト的に行っています。エリアのロケーションごとに店舗モデルを作ろうとしています」(担当者)

やよい軒らしいボリューム満点のスイーツ

さらに、ロードサイドにある一部の店舗ではスイーツメニューの販売もしている。筆者の訪れた店舗でも扱っていたので「和風黒蜜きなこワッフル」を注文してみた。

一部店舗限定の「和風黒蜜きなこワッフル」(写真:筆者撮影)

注文してから約10分後、やよい軒らしいボリューム満点のスイーツが運ばれてきた。配膳ロボが届けた皿には、ワッフルできな粉をサンドしたもの、あんこをサンドしたもの、かりんとう饅頭と抹茶アイスが盛られていた。実際に食べてみるとコッテリとした甘味の強さにうなった。

「ご飯を食べた後にそのまま帰っていただくのではなく、もう少しゆっくりしていただこうと思って試験的に実施しているんですよ。まだテストマーケティング中です」と担当者は話す。

「お腹いっぱいになりたい」と思うユーザーの希望を叶え続けるやよい軒。郊外店舗のカフェ化などで新しい需要を掘り起こそうとしているが、今後はどのような店舗やメニューが登場するのだろうか。

中 たんぺい フリーライター

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なか たんぺい

1989年生まれ。グルメ・テック・Webエンタメに関わるヒト・モノ・コトの魅力を深掘りするライターとして活動を行う。メーカー勤務10年を経て独立。群馬県在住。

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