コメの高値が新米が出ても終わらない…。やよい軒がそれでも「おかわり無料」を続けるワケ

まず、気候や湿度に応じて60種類以上の銘柄から調達。この調達したコメをブレンドしたうえで、玄米と同じような栄養を持つ「金芽米」へ精米している。
さらに、精米したコメは工場から各店舗の発注に合わせて毎日発送している。精米したてのコメはもっちりとして甘味が強い。リードタイムを短縮することで新鮮さを実現している。
店舗ではコメの炊き方もマニュアル化されている。水に浸す時間なども定められているそうだ。
さらに、コメのおいしさを引き出すために大きなガス式の炊飯器を使う。直火で炊くため、短時間で均一に熱が通り、ご飯がふっくらと仕上がるのが特徴だ。1日のうちに何度も炊く必要はあるが、その分炊き立てに近い状態をキープすることができる。

おかわり無料の歴史
やよい軒の代名詞と言えるご飯おかわり無料のサービスはいつから始まったのだろうか。
その歴史は前進の「めしや丼」の時代に遡る。「めしや丼」は、やよい軒と同じく定食を中心に提供していたチェーン店だ。2006年にブランドイメージを刷新するために「やよい軒」に名前を変えた。
ただし、おかわり無料のサービスが始まった時期は不明。「社内に詳細な記録は残っていませんが、一部の店舗から始まりました。お客様に好評だったので全店に拡大したようです」と担当者は話す。「めしや丼」が「やよい軒」にリニューアルしたときに、「おかわり無料」は定着していた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら