2位にランクインしたのは日本生命保険で6万1184人(368人)。全国の約7万人の全役員・職員が社会貢献活動に取り組む「ACTIONボランティア」をパッケージとして全社に展開。全職員向けのWeb研修や新入職員、入社直後の営業職員向けなどに特化した研修等を通じて、ボランティア活動への意識醸成を図る。
北海道「春国岱」での外来植物除去や、山形県「米湿原」の整備活動など全国各地で生物多様性保全に関連するボランティア活動も行う。2023年度のボランティア休暇利用者は、出前授業教師281人、小学生のミュージカル無料招待「ニッセイ名作シリーズ」の会場ボランティア87人で休暇利用にも意欲的だ。
3位はNTT西日本で5万0762人(75人)。プロボノ活動として、総務省・文部科学省などによる「e-ネット安心講座」に社員を講師として派遣するなど、社員の専門性を生かした取り組みを行う。
また、長期にわたってボランティア活動を行っている社員を対象に活動先の施設等へ物品寄贈を行うボランティアギフトや、社会貢献活動に対する表彰制度を展開。社会貢献・ボランティア活動を継続的・効果的に行えるような仕組みを整える。各制度の実施内容は社内イントラサイトでの紹介・周知に加えて、社外向け企業サイトや冊子でも紹介するなど社内外で情報公開も行う。
ボランティア休暇取得者が大幅増加したデンソー
4位はデンソーで4万9720人(3587人)。2023年度のボランティア休暇取得者は3587人と、2021年度795人から大幅に増加。2021年度にボランティア休暇制度を導入して以来、利用者の着実な増加を達成している。イントラネットや食堂のモニターなどを通じて具体的な制度利用事例を紹介することで、効果的なボランティア休暇制度などの周知を行う。
国内被災地の復興支援などの災害ボランティア活動にも注力しており、平時から災害ボランティアコーディネーターなどの人材育成も行う。実際に、2023年度は福岡県久留米市へ、2024年度は石川県輪島市への派遣を行い、被災地支援に積極的に貢献している。
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