《大手企業も続々CM起用》なぜ『タイプロ』は落選者も引っ張りだこに? オーディション番組として異例状況の理由
エンタメ業界に示す新たな可能性
2026年にはNetflixで続編『timelesz project -REAL-』の配信も決定している。最終審査後から8人体制となったtimeleszの初のドーム公演までを描くという。timeleszと、オーディション参加。相乗効果で盛り上がりを見せていきそうだ。
「タイプロ」が示したのは、オーディション番組の新たな可能性だけではない。一つの場所で選ばれなくても、別の場所で輝けるという、現代らしいキャリア形成にも示唆を与えるものだ。
筆者の周りでは、「タイプロ」を入り口に、timeleszのファンクラブに入った人、同じ事務所の別グループに興味を持った人、ROIROMのファンクラブに入った人などがいる。その多くが、「アイドルのファンクラブに入ったのは初めて」と語る。
これは、2007年頃、嵐が国民的グループへと駆け上がっていった時期の、周囲の反応を思わせるのだ。それまで「アイドル」に興味がなかった層をアイドルに目を向けさせるだけの吸引力が「タイプロ」にはあったのだろう。
1万8922件の応募から始まったプロジェクトは、今、それぞれの物語へと枝分かれしている。「タイプロ」が示したオーディション番組の新たな可能性は、今後のエンターテインメント業界へも影響していきそうだ。


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