同じようなことを話しているのになぜ…? 「印象が悪い人」と「好印象な人」の決定的な違い
このように前置きしてから「この件、どうなっていましたか?」と話題を変えると、スムーズに会話が進みます。
「〇〇さんのお話のおかげで、思い出せました!」と相手への感謝も伝わりますし、話しすぎてしまったと萎縮させることも避けられます。
「先ほどもお話ししましたが」→「先ほどのお話につながりますが」
以前も話したことを相手が忘れてしまっている。伝えたことがきちんと伝わっていない。そんなときについ、「先ほどもお話ししましたが」「先日も話したけれど」と言ってしまうことはありませんか?
よく使いがちな言葉ですが、頻繁に使うと「聞いてなかったの?」「何度も言わせないで」と相手を責めるような印象になりかねません。こんなとき、好印象を与えて、相手にさりげなく注意を促せる言葉が『先ほどのお話につながりますが』です。
このクッション言葉があれば、自然な流れで以前話した内容を「重要なもの」として相手に印象づけることもできます。リマインドや注意喚起の際にも「先ほどのお話につながりますが」と前置きして、嫌味なく印象づけることで、より信頼感も増していくことでしょう。
「〇〇したほうが良いと思います」→「ひとつ思いつきですが、〇〇するのはいかがでしょうか?」
会話の中で、自分の意見と相手の意見が違うときに「〇〇したほうが良いと思います」と率直に伝える言葉を選ぶことは悪いことではありません。
ですが、場合によっては相手の考えを否定するニュアンスに聞こえることもありますよね。
異なる意見を伝えるときこそ、信頼を失わないように、慎重に「好印象を与える言葉」を選ぶことが大切です。そうすることで、相手からさらに良い意見を引き出すことができたり、結果的に話し合いをより良い方向にブラッシュアップさせたりすることができます。