サッカー観戦をもっと楽しく!三笘薫選手や久保建英選手の「攻撃的なプレースタイル」を知ると、サッカーがグッと面白く立体的になる
ウイングストライカーはオフ・ザ・ボールの動きが巧みで、相手のディフェンスラインの歪み(選手同士が立ち位置を釣り出されたりすることで守れていない陣地がある状態)を見つけられる選手が多く、穴を突くことで決定的なシュートを放つシーンも多く見られます。カットインや裏抜けのバリエーションを持つことで、チームの攻撃の選択肢を増やす存在として非常に重要な役割を担います。
リオネル・メッシが担った名ポジションは?
「偽9番」と訳されるこの役割は、見た目にはセンターフォワードの位置にいるものの、実際には前線に張りつかず、中盤へと頻繁におりてボールを引き出す選手を指します。
ゴール前での得点を狙うというよりも、むしろ「前線から中盤をつなぐ潤滑油」としての働きが強く、相手センターバックに「ついていくか、捨てるか」の判断を迫らせることで守備組織を崩壊させる起点となります。
フォルスナイン型の選手が中盤に下がることで、味方のウインガーやインサイドハーフが斜めに飛び出すスペースが生まれ、ゴールへのルートが複雑化するのも大きな特徴。
リオネル・メッシがバルセロナ在籍時にこの役割を担い始めたことで世界的に注目を浴びました。ただし高度な戦術理解と足元の技術、視野の広さが求められるため、誰でも務まるわけではありません。
ゴールに絡むためにあえて「ゴールから離れる」この逆説的な役割は、現代サッカーの知性と柔軟性を象徴する存在とも言えます。
中央のポジション(トップ下やシャドーなど)に配置されながらも、実際にはサイドへと流れてプレーするスタイルの選手を指します。
このタイプの選手は、中央の密集地帯に立つことで相手の守備陣形を内側に引き寄せ、そこから外へと流れる動きで局面を打開します。サイドでの数的優位を生み出すだけでなく、マークのズレや守備の噛み合わせを外し、位置的な優位も得られるのが特徴です。
もしマークがそのままついてくれば、選手自身が囮となってサイドへ引き出し、空けた中央のスペースを味方が活用できる状況を作り出せます。逆にマークがついてこなければ、フリーでサイドのスペースを活かすことができるという、いずれにしても攻撃に貢献しやすいポジショニングを取ります。
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