サッカー観戦は「プレースタイル」の理解でより楽しくなる!"ボールに関与していない選手"にどう注目すべきか?

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最前線のフォワードのポジションに配置されることもあれば、その後ろのシャドーストライカーの位置に配置されるケースもあります。

万能型のフォワードと敵チームをかき乱す「ドリブラー」

●リンクフォワード

前線と中盤をつなぐ役割を果たすフォワードです。

ゴール前での得点力だけでなく、攻撃の組み立てに関与するために中盤まで下がってきて、味方にボールを落としたり、ターンして前を向くことで攻撃の起点になります。

視野の広さと的確なポジショニングで、相手守備を引きつけつつ、味方のスペースを作り出します。攻撃のつなぎ役として、ゴールとアシストの両面で貢献する万能型のフォワードです。

●ドリブラー

ボールを持った状態で相手選手との対人勝負を突破し、局面を打開したり、相手の陣地の奥に侵入したりする選手を指します。

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スピードはもちろん、緩急の使い分け、細かなタッチによるボールコントロールなど、個人技で状況を打開する力が必要とされます。

サイドからの仕掛けで敵陣の奥へ侵入することや、密集地帯でのターンやステップワークなどから狭いスペースでも打開できる選手は、相手守備陣にとって常に脅威となります。

ドリブラーの突破は1人の相手選手を置き去りにするだけでなく、その選手のカバーリングをする他の相手選手も本来のポジションから引き出します。そうすることで、チーム全体の攻撃の選択肢が増え、よりチャンスが生まれやすくなるのです。このようにドリブラーはチームの攻撃に大きな影響を与えるポジションと言えるでしょう。

後編では、「攻撃的なプレースタイル」の残りの7つのタイプについて解説します>

ノーミルク佐藤 サッカーデータアナリスト、株式会社Lifepicture 代表取締役社長

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のーみるくさとう / No Milk Sato

1987年生まれ、宮城県出身。早稲田大学在学中より教育業界に携わり、学習塾・予備校の講師・教室長として中学受験から東大早慶・医学部に至るまで多くの受験生を指導。さらにCMOとして独自の指導メソッドや、データを活用した成長カリキュラムを構築した経験を持つ。現在は、株式会社Lifepictureの創業者兼CEOとして、WEBマーケティングやコンテンツ制作にも精通。2018年よりYouTubeチャンネル「MILK SOCCER ACADEMY(通称:ミルアカ)」を運営。Jリーグや日本代表、海外サッカーを題材に、戦術・試合分析、移籍情報、選手の戦力分析などを“楽しく、わかりやすく”解説し、毎日複数本の動画を投稿。チャンネル登録者数は10万人を突破している。また、ABEMA「ゼルつく」や「エル・ゴラッソ」「サッカーキング」など、複数のメディアに寄稿・出演し、DAZN、Jリーグや各クラブからの企画協力なども行っている。教育現場で培った伝達力、情報設計力、そして現職でのデータ分析力を融合させ、複雑なサッカー戦術を誰にでもわかるかたちで発信し続けている。

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