サッカー観戦は「プレースタイル」の理解でより楽しくなる!"ボールに関与していない選手"にどう注目すべきか?
プレースタイルを踏まえた上で考えてみると、よりおもしろいかもしれません。
プレースタイルは、「攻撃的なプレースタイル」「中盤的なプレースタイル」「守備的なプレースタイル」の大きく3つに分けられますが、その中でも今回は、「攻撃的なプレースタイル」について解説していきましょう。
「点取り屋」や「ゴールシーンの裏の立役者」
<攻撃的なプレースタイル>
典型的な「点取り屋」です。ゴール前でボールを受けたら必ずと言っていいほど「自らシュートを放つ」選手と言っていいでしょう。
自分がどのポジションに立てば相手にボールを奪われにくいか、シュートコースを防がれないか、味方のパスを受けやすいかを的確に判断しています。さらに、プレーの流れの中でさまざまな情報を瞬時にキャッチし、論理的かつ感覚的にボールのこぼれ先を予測できる選手が多いのも特徴です。この特徴は「ゴールへの嗅覚」と形容されることがあります。
そのため、この選手のシュートで仕上げる形をチームで練習するケースが多く見られます。
点を取られなければ最低限引き分けの結果は得られますが、得点を取らなければ勝利することはできません。勝利を掴むために、得点やシュートへの意欲が高いストライカーにボールを集める意識が高まります。
相手ゴール前で味方の攻撃を支える「起点」となる選手を指します。
相手選手を背負いながらボールを収め、周囲の味方にパスを散らしたり、シュートチャンスを作り出したりする役割を担います。
フィジカル(身体)の強さが求められることが多く、ボールキープ力や身体の使い方に優れた選手が多く見られます。
相手選手を自分に引きつけることで、誰もいない空間(スペース)を作り出し、味方がそのスペースを活用して攻撃を仕掛ける形は、ポストプレーヤーがいることで成立する典型的な形です。
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