「造船」「地銀」…長年の不況業界もついに底打ちへ、『業界地図』最新版で見えた産業構造の変化

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実際、2024年度は多くの銀行で国内債の含み損が膨らみ、栃木銀行のように大幅な損切りに動く銀行もあった。

とはいえ、業界地図の天気予想は2017年度から一貫して雨だったものが、ここにきてようやく薄曇りに転換した状況は見逃せない。

経営環境の変化を受けて、一時は落ち着きつつあった業界再編の動きも、再び活発化し始めている。

群馬銀行と第四北越フィナンシャルグループは2025年4月に経営統合の基本合意を発表。2027年4月をメドに統合を完了する予定だ。ほかにも千葉銀行が千葉興業銀行の株式19.9%を取得した。

業界にも、投資家にとっても大きなチャンス

かつて構造不況の代名詞だった造船、地方銀行業界の転換は、業界にとっても、株式投資家にとっても大きなチャンスだ。

国内の産業構造が人口減少で沈下する中、再編集約することで、成長余地の大きい海外進出の余力や、コスト削減による統合効果が期待できる。業界をより強くしたり、大きな投資機会が生まれるかもしれない。

8月23日発売の『業界地図2026年版』では、そうした業界トレンドの変化を読み取ってほしい。

なお、紙版の発売に合わせ、「会社四季報オンライン」の「業界研究」ページも全面更新をしている(業界研究ページを利用できるエントリープランは、月額330円もしくは年額3300円)。株式投資や就職・転職活動などの際に、ぜひ活用していただきたい。

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