常連さんに麻婆豆腐を振る舞ったスナックママ、《自家製豆板醤》で"高級中華と遜色ない味"を実現→「麻婆豆腐の素」が大反響になるまで
なお、店舗で提供する麻婆豆腐は、市販している「麻婆豆腐の素」の味とほぼ変わらないという。ここで知って気に入ってもらい、素で自宅で楽しんでもらいたいと考えているそう。
店舗オープンに際して調味料を開発
一方で、「店舗も素も味がほぼ同じなら、わざわざ店にいく良さは……?」と思うかもしれない。安心してほしい。行くとさらなる感動があるのだ。
その理由は各テーブルに置かれた2つの調味料「葉ニンニク辣油」「赤山椒」にある。店舗オープンに当たって開発した調味料だ。

各テーブルにはたっぷりの冷えた水、ミックス塩、葉ニンニク辣油、赤山椒、ティッシュが置かれている(筆者撮影)

赤山椒(筆者撮影)
赤山椒は、好みで麻婆豆腐にかけて食べる。試しに使ってみると、爽やかな良い香りと上品で穏やかな辛さが心地よい。決して舌がビリビリするほど辛くない。
四川省から取り寄せた赤山椒で、日本で加工しているものだ。
「中国では、山椒を食べるときは一度火を通して香りを立たせ、辛みをやわらげるんです」とミンミンさんは説明する。
その製法にならい、加工時には軽く炒って香りを引き出し、粗挽きではなくココアパウダーのように細かく粉砕。その後さらにふるいにかけ、口当たりの良い部分だけを残す。
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