エバラでも勝てず「宮崎の定番"焼肉たれ"」の正体 宮崎でシェア53.8%「戸村本店の焼肉のたれ」の秘話
夏といえばバーベキュー。肉や野菜と同じく欠かせないのは、おいしい調味料の存在だ。焼肉のたれはそれぞれ好みがあるだろうが、エバラやキッコーマン、叙々苑、牛角などが有名でよく売れている。
中でも、「黄金の味」シリーズで知られるエバラは、圧倒的な売り上げを誇る。エバラの公式サイトを見ると焼肉のたれは全国シェアの44.5%を占めているという。(出典:インテージSRI+ 焼肉のたれ・すき焼きのたれ・浅漬けの素市場 2023年4月~2024年3月累計販売金額・金額シェア)
宮崎県で圧倒的シェアの「戸村本店の焼肉のたれ」
しかし、そんなエバラでも大きくシェアが取れない地域がある。それが宮崎県だ。
宮崎県で焼肉のたれといえば「戸村本店の焼肉のたれ」が圧倒的シェアナンバーワンを独走し続けている。やや古いデータではあるが、2010年の東京商工リサーチ調べによると、宮崎県での売り上げシェアはなんと53.8%なのだとか。宮崎で焼肉のたれが売れる際、2人に1人以上が「戸村本店の焼肉のたれ」を買っている計算になる。
宮崎での焼肉シーンにはほぼ必ず「戸村本店の焼肉のたれ」が登場するだけでなく、家庭にも年間を通して常備している人が多数でふだんの料理にも使われている。また、鹿児島でもかなり売れており、南九州での人気は根強い。
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