学生時代の友人との関係は卒業後の社会人経験によって微妙に、そして場合によっては歴然とした変化が生じることは、人生のステージが変わるが故に当然のことだ。
勤務先を退職したらかつての同僚、部下との関係がなくなりさみしいという声は何十年も前から存在し、もはや常識としての喜劇悲劇として語られるほどである。
この時間は有意義な時間なのか
「時間がない」「もっと時間が欲しい」というのは社会人ならほぼ全員が思っていることであろう。
そのないハズの時間を、同じ場所にかつていたから、または同じ場所にいるから、という理由だけで関係性を継続し、貴重な時間を今後の発展性のない人脈維持に使うことの意味合いをもっと強く考えるべきだろう。
ここでのポイントは「貴重な自分の時間」と「今後の発展性のない人脈維持」だ。
自分にとって何が一番大切かを理解しているヒトは、自分の時間の使い方の優先順位や意味をキチンと考えるだろう。
この時間は有意義な時間なのか。という問いかけだ。
もっと言うと、「他にやることがあるだろう」ということだ。
「ストレス発散にたまには気心の知れた学生時代からの友人とワイワイやりたい」、という考え方もあるだろうし、そのことは当然否定はしない。どんな方法でリラックスするかは個人の自由だからだ。
とは言え、その「『たまに』が多すぎないか」、他に方法はないのか、という自分自身への問いかけは必須だろう。
繰り返しだが、限られた時間を有効活用する、という前提にたったときに、生産性や発展性のない時間はなるべく排除するべきだからだ。
とくに気を付けていただきたいのが、大勢人数でワイワイ、というやつだ。
大勢人数であるが故に、じっくりと個々人と話し合うチャンスもなく、そこには学びも何もないケースが大半だ。
唯一あるのはワイワイやって「なんか楽しかった」というその場の雰囲気による一時的な高揚感のようなものだろう。
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