ケンミン「コロナ禍で直営レストラン売上激減」で始めた自販機事業が大ヒット→売上高3500万まで伸ばした背景にある「3つの商機」の正体

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商品ラインナップを見ると、「焼ビーフン」「カレービーフン」「たらこと高菜のビーフン」「韓国風はるさめ炒めチャプチェ」「麻婆はるさめ」の5種類があるらしい。いずれも2袋入りで700円。つまり、1食350円か。ビーフンは麺だから、主菜と考えれば安い。

桃山台駅設置台の商品は、「焼ビーフン」「カレービーフン」「たらこと高菜のビーフン」「韓国風はるさめ炒めチャプチェ」「麻婆はるさめ」の5種類(筆者撮影)

しかも、「焼ビーフン」(272kcal)、「カレービーフン」(314kcal)、「たらこと高菜のビーフン」(303kcal)、「韓国風はるさめ炒めチャプチェ」(238kcal)、「麻婆はるさめ」(260kcal)と、外食することを考えれば控えめなカロリー表示。体重が増加の一途をたどる私にはそれが決定打となり、家族3人分、ビーフン3種類を購入することにした。

さて、帰宅後。早速レンジで温めようと加熱時間を見ると、種類によるが「500Wで約3分30秒~4分20秒」と短い。しかも、「袋のままレンジのターンテーブルに置くだけ」というのが手軽でいい。

袋のまま、レンジのターンテーブルに置いて温められる(写真提供:ケンミン)

期待を裏切らない「想像通りの味」

10分強であっという間に完成して食卓に並べ、家族でシェアしてみた。ここからはじっくり食レポといきたいところなのだが……なんというか、いずれも「想像通りの味」で驚いた。

焼ビーフンは控えめな醤油風味で、人参、キャベツ、ピーマン、きくらげに豚肉も入った具だくさん。ちょっぴりオイリーだがしつこくなく、野菜そのものの風味と歯ごたえも楽しめる。

麺は茹でたての素麺のような食感で、スルッと喉越しもいい。カレービーフンは、SBの粉末カレー粉を思わせる、レトロかつスパイシーな風味だ。たらこと高菜のビーフンは、まさに「たらこと高菜」が交わった味そのもの。いずれも、まったくもって期待を裏切らない!

ノーマルタイプの焼ビーフン。人参、キャベツ、ピーマン、きくらげと野菜がたっぷり入っていた(筆者撮影)
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